3.1.1.2.3.2 MODE−Sの導入(EUROCONTROL)
*IMSES(Initial Implementation of MODE−S Enhanced Surveillance)を設置。
*2000年に運用を開始し、2001年に正式運用に入るべく計画している。
3.1.1.2.3.3 UK/MTSのデータリンク関連の取組(Mr.John Vincent,CAA/UK)
(1)英国のデータリンク関連の標準化の取組は、EATCHIP(European ATC Hermonization and Integration Program)、NATSPG(North Atlantic System Planning GrouP)、ADS/ATNPanel、EUROCAE WG45等々の活動を通じて行っている。標準化のスケジュールは次の通り
*洋上管制承認通報は1996年中。
*PDCはガトウィック空港で実施中。
*ATISは1996/97年に掛けて実施予定
*STARは1997年にサーキュラーを出せる予定
しかしながら、これらを推進するために、ATCとしての標準化が進んでいないこと、未だに他のアプリケーションに相乗りしていることから、今後も航空会社、SITA等と密接に協力関係を保ち、彼らが持つ経験を反映させて行く必要がある。
(2)導入に当たっての基本的な考え方
a.経費効果の分析を実施、
b.安全面での手当について、その確認がなされること、
c.全面的な効果は、全航空機が装備した時に発揮される、
d.ADSが最初に導入され、着し、航空機の運航間隔基準の縮小を図るのに必要であればCPDLCを導入する、
e.SSRMODE−Sが導入されるまでは国内の空域には適用しない。
3.1.1.2.3.4 プロATNプロジェクト(Mr.Forrest Colliver,SFREAVIA/Toulouse)
プロATNとは、EOLIA(欧州のATSアプリケーション検討チーム)と協力し、CNS/ATM ATN通信スタック(OSI−1〜4レイヤー、ES,BIS)を検証することを目的としている。プロジェクトは1996年2月1日からスタートしており、EC,EUROCONTROL及び協力企業で構成されている。
(1)主要目標
EURATN(European ATN)をベースとし、RTCADO−178B(Software Consideration in Airborne Systems and Equipment Certification)に焦点を置き、1998年迄にプレ・オペレーショナルなシステムを構築することにある。
(2)検証プラン
EOLIA:運用環境を設定し、安全性に関する解析を実施。
プロATN:MASPSの要件を解析し、耐空性証明基準の方法を設定。
(3)参加者
Sofreavia、フランス(DGAC、航空機メーカ、航空会社)、Aerospatiale,ESG(DFS,DLR,TUB),NATS(UK CAA,BA)、SITA,Thomson−CSF.
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